病を水に流す…快気祝いは「深い」

日本人の文化、慣習というものには奥深いものがある。
例えば、この頃、父の病気入院退院後の「快気祝い」を準備する時に、デパートの売場の担当者から「快気祝いの品物としては菓子類などの食べ物や使い切ってしまう生活用品が一般的です」と教えて頂いた。
「それはなぜですか?」と担当者の方に問うと、その人は「それは病気がきれいさっぱり治った、あとに残らない、という意味からそのようなものを贈ることとされています」。
なるほどと思った。
日本人の慣習・慣行やしきたりには奥深いものがある。
その行為の背景にある日本人的なものの考え方、思いが興味深く感じられる。
父の病が「きれいさっぱり洗い流される」ことを信じて、私は石鹸の詰め合わせを快気祝いにすることを決めたのである。